格局とは何か
格局は、四柱推命の命盤に「主題」を与えるための分類法です。八字(四柱)の情報量は多いため、古くから伝わる方法として、命盤を格局によって整理し、用神や全体の方向性を判断する手がかりとしてきました。もっとも一般的な決め方は、月支(月令)に蔵されている天干のうち、実際に天干に現れているものの十神を見ることです。正官が現れていれば正官格、食神が現れていれば食神格、というように名付けられます。
正格と従格
- 正格(八格):正官・七殺・正財・偏財・正印・偏印・食神・傷官の八種類で、大多数の命盤がこの分類に入るとされています。
- 従格:日主(日柱の天干)が極めて弱く、他からの助けもない場合に、命盤を支配する五行の勢いに「従う」形で分類される格局です。従財格・従殺格などがあります。従格と判断する条件は厳しく、実際の鑑定では誤って判定されやすいとも言われています。
- 特別格局:建禄格・月劫格など、月支が比肩・劫財にあたる場合の分類方法です。
格局の「成る」と「破れる」
「格局が成る」とは、主題となる十神が純粋で、他の要素との組み合わせが整っている状態(例えば正官格において財が官を生じているなど)を指すとされています。反対に「格局が破れる」とは、主題が冲や克によって混雑した状態を指します。格局の成敗は伝統的な鑑定における重要な観点ですが、これはあくまで構造の整いやすさを説明するものであり、人生の順調さそのものを示すものではないとされています。
「格局が高い」という言葉について
俗に「格局が高い」と言われることがありますが、古い文献が説明しているのは、格局が純粋で調和しているかどうかという点です。純粋な格局は方向性が明確になりやすいとされ、混雑した格局は多才ではあるものの、取捨選択が必要になりやすいと言われています。どちらも、それぞれの活かし方があるという考え方です。